ソフトバンク五十嵐は1000万増の3・6億円

契約更改を終え笑顔を見せるソフトバンク五十嵐(撮影・今浪浩三)

 ソフトバンク五十嵐亮太投手(38)が1日、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1000万円アップの年俸3億6000万円で更改した。2年契約の最終年だったが、登板試合数など一定の条件をクリアすれば、自動的に来季の契約更新となっていたため、この日までに契約内容についてはすでに合意。来季は単年契約となる。

 チーム最年長だけにプロ21年目となる来季は、投球スタイルの変化も模索する。「年々、体が変化している。ケガをしてしまいがち。オーバーワークにならないように、探りながらトレーニングをやっていきたい」。150キロ超の直球を追い求めつつも「ベテランっぽい投球にはなりたくないけど、その辺は意識してやっていかないと」と話した。

 今月11日に出発するV旅行先のハワイから自主トレを始動する。年末年始も常夏の島で体をいじめ抜くつもりだ。ホークスのブルペン陣は守護神サファテを含め強力。「常に競争意識は持っている。柔軟に対応できるように頑張りたい」。背水の覚悟でベテラン右腕は来季に挑む構えだ。(金額は推定)