元大洋、平松政次氏「野球人生間違いではなかった」

野球殿堂入りの喜びを語る平松氏(右)。左は洋子夫人(撮影・足立雅史)

 大洋(現DeNA)で活躍した平松政次氏(70)の野球殿堂入りを祝う会が6日、横浜市内のホテルで行われ、現役時代にライバルだった山本浩二氏、柴田勲氏や現役選手ら約800人が祝福した。平松氏は「子どもの頃から野球に明け暮れた。野球人生は間違いではなかった。野球に感謝したい。これからも球界に貢献したい」と喜びを語った。

 岡山東商高から日本石油(現JX-ENEOS)を経てドラフト2位で大洋に入団。鋭く曲がる「カミソリシュート」を武器に1970年には25勝を挙げて最多勝に輝いて沢村賞を受賞し、18年間で通算201勝を挙げた。広島の主砲として長年しのぎを削った山本氏は「彼のシュートは落ちずに真横に入るから大変だった。良きライバルだった」とたたえた。