「投げずに敬遠」来季導入へ選手側は大きな異論なし

巨人槙原寛己の敬遠の球をレフト前に放つ阪神新庄剛志(1999年6月12日撮影)

 プロ野球で来季から、守備側の監督が敬遠する意思を球審に伝えれば投球せずに四球となるルールが導入される見通しであることが19日、球界関係者への取材で分かった。

 来年1月のプロ、アマ合同の規則委員会で協議する。米大リーグでは試合時間短縮を目的に今季から実施されている。日本プロ野球選手会関係者によると、選手側には大きな異論はないという。

 敬遠四球は大半が機械的にボール球を4度投げるだけだが、1999年に阪神の新庄が巨人戦で敬遠球をサヨナラ打とするなど、まれに打者が打ったり暴投となったりするケースがあった。