打たないと、金にならん! ソフトバンク王球団会長が1日、正捕手を目指す甲斐に打撃指導を行った。最近はほとんど直接指導を行っておらず、しかもキャンプ初日となると珍しい光景。身ぶり手ぶりを交え約5分、甲斐に「顔の前で打つように」と指導した。
王会長は「一番、金になるからね。打撃が。肩もいいし、守りもいいんだから打撃を磨けと言った。自分が打ったら勝てるんだから」と熱く語った。甲斐は昨季、打率2割3分2厘、5本塁打、18打点。ゴールデングラブ賞に、ベストナインまで受賞した成長株だが、もっと稼ぐには打力だと説いた。
前日1月31日に工藤監督が今季の正捕手は白紙と明言しており、甲斐も打力アップが欠かせないことは自覚する。「昨年ドームで1度教えていただいた。(キャンプ)初日から、おそれおおい。待ちすぎると差し込まれるので、顔の前で捉えるように言われました」と王会長の指導に感激した。
打てる捕手になるために、890グラム、940グラムの重さの違う2本のバットをテスト中。王会長は「成果が楽しみ。今年は打席に立つことも多いだろうし、結果を出せるように頑張ってほしい」と、熱い期待を寄せた。【石橋隆雄】