さあ球春到来!! プロ野球12球団が各地で春季キャンプを開始した1日、中日にテストで入団した松坂大輔投手(37)は「フィーバー」の中で初日を終えた。沖縄・北谷球場のブルペンには入らず、キャッチボールやランニングメニューで調整。「100点の1日だと思う」と大満足の1日目だった。「怪物」移籍によって例年の1・5倍となる約200人の報道陣が集まり、松坂を含む球団グッズは午前中の2時間だけで100万円を売り上げた。
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背番号99の初披露に「松坂さん!!」「ダイスケ!!」とファンから声が飛んだ。声援に向かって両手を上げ応える場面も。松坂が動くたびに竜党も報道陣も後を追う、フィーバーが幕を開けた。「100点の1日だったと思います。何事もなく普通に過ごすことができた。やりやすくて、明るい選手が多くて楽しくできた」。周囲はざわついていたが、松坂自身はマイペース調整。時々、雨が降ったが、終始表情は明るかった。
この日の練習メニューには「P(ブルペン投球)」と書かれていたが回避。落ち着いて初日を迎えたいという意向もあり、前日には「初日は投げません」と関係者に伝えていたという。
セ・リーグ5球団のスコアラーもブルペンにズラッと並んだが、見事に肩すかしを食らった。松坂は「周りが(初日にブルペンに)入る、入ると言っていたのもあって、入らなかったというのはある」とニヤリ。「明日(2日)はブルペンに入ろうかなと思います」と明かし、捕手を立たせて30球前後を予定している。
淡々と過ごした本人とは対照的に、周囲は過熱する一方だ。再スタートの一挙手一投足を逃すまいと、例年なら130人程度の報道陣が約1・5倍の約200人に増えた。松坂を含む球団グッズの売り上げも爆発的で、午前中の2時間だけで100万円を突破した。平日のキャンプ初日は20万~30万円が標準。球場のグッズ売り場担当は「2時間でこれはビックリ」と驚いた。松坂グッズはタオルとサポーターズユニホームが販売されているが、100枚あったタオルは1日で完売。すでに追加発注された。
森監督はブルペン入り回避について「松坂は逆算してのことだから問題ない。天気とか考えて。普通にいけば(2日に投げて)休み前にもう1回はいけるだろう」と意に介さず。雑音は何のその。松坂はプロ20年目の余裕を見せてフィーバー初日を終えた。【宮崎えり子】