長嶋茂雄氏が報道写真展鑑賞「写真には力がある」

「東京写真記者協会創立70周年記念スポーツ報道写真展」を訪れ、背番号3を披露する写真の前で笑顔を見せる長嶋巨人軍終身名誉監督(撮影・鹿野芳博)

 長嶋茂雄元巨人監督が3日、東京都内で行われた東京写真記者協会創立70周年記念スポーツ報道写真展を鑑賞した。

 現役時代にヘルメットを飛ばして豪快に空振りしている自らの写真などを懐かしそうに見て回り「歴史に残る写真は重みがある。写真には力がある」と語った。

 1969年の阪急との日本シリーズで巨人の土井正三氏が重盗で本塁を陥れた際の連続写真には「よくこの瞬間が撮れた。目の前で起きたので覚えている」と興奮した様子。64年東京五輪の女子体操のチェコスロバキア(当時)のチャスラフスカに「きれいだね。オリンピックの写真には何とも言えないものがある」と感慨深そうに話し、2020年東京五輪に「もうすぐだね。楽しみにしている」と期待した。