侍柳田&筒香が連続適時打、認め合う2人主軸の仕事

6回裏日本1死二塁、中前へ先制適時打を放つ柳田(撮影・清水貴仁)

 「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」第1戦が3日、ナゴヤドームで行われ、侍ジャパンが2-0でオーストラリア代表を下した。打線は6回、3番柳田悠岐外野手(29)、4番筒香嘉智外野手(26)の連続適時打で2点を奪った。投打の主軸が存在感を示し、稲葉篤紀監督(45)のフル代表初陣を飾った。

 侍ジャパンの2枚看板が、6回につながった。まずは3番柳田が1死二塁で中前先制適時打。なおも得点圏のチャンスに、4番筒香の打席を迎えた。3球目のカーブをすくい上げ、右翼越え二塁打で追加点。打席での心構えは「強い打球を打ちに行く感じ」。タイミングを外されても外野を越すスイングでクリーンアップがつながり、食らいつくオーストラリアを突き放した。

 ベストメンバーでの代表は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で敗れた昨年3月22日以来346日ぶりだった。1年前と顔ぶれは入れ替わり若返ったが、クリーンアップの仕事は変わらない。柳田が「あのカーブをためられるのはすごい。単純に尊敬している」と敬意を表すれば、筒香は「柳田さんがタイムリーを打ってくれて楽な気持ちで打席に入れた」と、認め合う2人がけん引した。

 惜しくも追加点とはならなかったが、8回には筒香が左翼フェンス直撃二塁打でチャンスを広げた。2年半後の東京オリンピック(五輪)では、上位打線を託されることになるであろう2人の主砲。筒香は「五輪で金メダルを目標にやっている。1試合1試合ていねいに、いいチームがつくれるように貢献していきたい」。本番を見据えた稲葉ジャパンの初陣を、アベックタイムリーで飾った。【栗田成芳】