2年連続日本一へ、ソフトバンクが不安いっぱいの開幕だ。この日、ウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で調整登板したバンデンハークが、5回1/3で6失点と打ち込まれた。ヤフオクドームで報告を受けた工藤監督は「まあ、何とかしましょう。1年間は長いんで。そんなに心配しないで。故障、ケガじゃない」と苦笑いするしかなかった。
開幕ローテーション投手が総崩れのままシーズンへ突入する。開幕投手の千賀は23日の広島戦で右上腕の張りを訴え、3回で降板。この日、ブルペンで変化球も含め38球を投げ「無事に投げ終わることができた。投げられる感じになってきたので、ああだこうだ言っていられない」と話した。予定通り開幕投手は務めるが、1年を考えれば球数なども無理をさせられない。
千賀だけでなく、開幕1週間前の最終登板で武田が6回4失点、中田は5回4失点。2軍戦に登板させた東浜も4回2/38失点、そしてこの日のバンデンハークと、先発陣全員がピリッとしない異常事態だ。この日、工藤監督は東浜にフォームの修正箇所をアドバイス。東浜は「結果を出さないと。昨年の実績(16勝)があっても今年しっかりしないと。結果に向き合わないと前に進めない」と、オープン戦の不調を真摯(しんし)に受け止めた。
工藤監督はキャンプ前日、開幕ローテーション5人を決めた。柱のひとりの和田は左肩痛のため復帰のメドも立っていない。“6番目の男”だった中田が、現在一番安定感がある。中田は「みんなで力を合わせるしかない」と話す。先発陣の復調なくして、2連覇はあり得ない。【石橋隆雄】