ヤクルト中尾1勝、女手一つ育ててくれた母へ記念球

力投するヤクルト中尾(撮影・林敏行)

 ヤクルト2年目の左腕中尾が好救援でプロ初勝利を挙げた。4-4の5回から2番手で登板し、6回1死二塁では岡本を5連続フォークで空振り三振に仕留めた。140キロ台の直球とスライダー、フォークを軸に力強い投球を見せ、3回1安打無失点。6回に味方が勝ち越しに成功し「点を取ってくれると思っていました。腕を振って攻めの投球ができた。本当にうれしいです」と喜んだ。

 記念球は、女手一つで育ててくれた母美恵さんに贈る。愛知・杜若高を卒業する前に名古屋市内に居酒屋「団」を開業し、名古屋経大時代には栄養価の高い食事でプロの世界に飛び込める肉体作りをサポートしてもらった。「母はずっと応援してくれた。今年こそって思いは強かった。テールスープが好きでお薦めはハンバーグです」と笑った。10日からの中日3連戦で名古屋入りした際に、記念球と感謝の言葉を直接届けに行く予定だ。