中日森繁和監督(63)の代打策がズバリ当たった。5回、代打阿部の3点二塁打から一挙7得点と爆発した。実は中日は、開幕から前日10日まで代打陣が21打席(19打数)ノーヒットだった。22度目で阿部が大仕事をした。
0-1で迎えた5回。それまでパーフェクトに抑えられていた左腕ハフに対し、1死から平田の内野安打と高橋の右越え二塁打で二、三塁と逆転チャンスを作った。2死後、ヤクルトが8番の木下拓を「申告敬遠」して満塁策をとると、すかさず先発ガルシアの打順に阿部を送った。ガルシアは5回まで1失点の好投で球数は92。余力はあったが、森監督は攻撃的な選択をした。
その阿部が左中間を破る3点打を放って期待に応えた。今季初代打の背番号5は「久しぶりの打席だったのでストライクゾーンに来たら思い切りいこうと決めていた。(チェンジアップに)少し前に出されましたが体がうまく残ってくれた」と息をはずませた。続く大島、京田も適時打が飛び出した。とどめはアルモンテの右越え2号2ラン。大島は「阿部がいい流れを作ってくれて、僕も乗ることができた」。京田は「逆方向に打てば何とかなると思っていた」。アルモンテは「低めの直球をうまく打つことができた。流れに乗れたね」と笑顔。
打者10人で6安打7得点の猛攻だった。