中日が4連勝で16年6月以来、2年ぶりに勝率を5割とした。昨年就任した森繁和監督(63)にとっては初めての借金完済。開幕4連敗から盛り返し、森監督は「これまで5割という言葉を使ってきたけど、カード勝ち越しが一番。3カードくらいかかるかなと思っていたが、これからが心配になりますね」と笑った。
今季初登板の吉見が6回1失点と好投し、昨年8月以来の白星。「4連勝して(13日先発の小笠原)慎之介につなげたかった。結果的に1失点だったので仕事はできたかと思う」。4月4日の巨人戦に勝ったガルシア以来、8試合連続で7人の先発投手が好投。この中に昨年開幕ローテ入りした投手は、この日の吉見だけ。5年連続Bクラスの中日に層の厚さが出てきた。
故障が続き、吉見は本領発揮できない年が続いた。元エースは今年ダメなら引退も…という強い決意で臨む。目標の開幕ローテ入りを逃した悔しさを押し殺し「段階を踏んでやってきた。開幕に合わせてきた自信はある」と出番を待った。
若手が台頭する中、森監督は吉見、大野雄らの実績組を上位浮上のカギととらえる。指揮官は「まだ始まったばかり。シーズンを通して何人も使うわけだから。これからも頑張ってもらいましょう」と静かに手応えを口にした。【柏原誠】