ドラ1候補東洋大・甲斐野155キロ、スカウト絶賛

東洋大対国学院大 東洋大3番手で登板した甲斐野は、8回の攻撃を封じて吠える(撮影・山崎安昭)

 今秋ドラフト1位候補で最速157キロ右腕の東洋大・甲斐野央(ひろし)投手(4年=東洋大姫路)が、2回無失点の好投で試合を締めた。

 1点リードの8回から登板。日米12球団のスカウトが視察する中、最速155キロをマーク。140キロ台の高速フォークで3三振を奪った。「(神宮では自身最速の155キロは)どよめいたので、もしかしてと思った。ベンチに帰ったら、上茶谷から『やりすぎやぞ』と言われた」と笑顔で話した。楽天長島スカウト部長は「アマチュア界の中では頭一つ抜けている投手。1位で消えるでしょうね」と評価した。