中日鈴木博志、黄金週間はゼロ行進継続週間にする

新人10試合連続無失点に挑む中日鈴木博

 中日のドラフト1位ルーキー鈴木博志投手(21=ヤマハ)が、節目となる開幕10試合連続無失点へ万全の状態で臨む。すでに新人の球団記録(56年以降)である開幕8試合連続無失点を更新し、9試合で得点を許していない。27日にはナゴヤドームで行われた全体練習に参加。軽めの調整で汗を流した。きょう28日からのDeNA3連戦では、小笠原、ガルシア、松坂が先発予定。連敗阻止に向け、フル回転の活躍で記録更新が期待される。

 「気にしていないです。目指しているのはそこじゃない。来年、再来年も同じように働かないといけない」

 周囲の盛り上がりとは裏腹に、鈴木博は特別意識しなかった。目の前の登板に集中しつつ、長いプロ野球人生の先を見据えた。

 20日からの広島3連戦(ナゴヤドーム)では、プロ初の3連投を経験。21日には同点で迎えた8回途中から登板し、1回1/3を無安打無失点に抑えた。初のイニングまたぎを経験し、プロ初勝利も手にした。セットアッパーの地位を確立し、プロの世界で順調に経験を積んでいる。「壁にぶち当たった苦労はまだわからない。でも乗り越える自信はある。乗り越えないと、この世界ではやっていけない」。1勝3ホールドの数字に満足することはない。自己最速の157キロ直球とカットボール主体でゼロ行進を続けているが、フォークを積極的に交えることも考えている。

 チームは24、25日の巨人戦を連敗。出番がなかったルーキーは「しっかり休めました」と休養十分。26日には練習前に散髪も済ませ、気分も一新。あごひげも蓄えた。「登板前にそります。でも忘れているかも」。強心臓ルーキーは、豪快に笑った。【伊東大介】