阪神2盗塁の足攻めも実らず…苦手マツダで借金1

1回表無死一塁、上本は二盗を決める(撮影・宮崎幸一)

 金本阪神が鮮やかな足攻めも実らず、もどかしい敗戦を喫した。先発小野が悪夢を見たのは3回だ。先頭のジョンソンに4球で四球…。田中、丸にも四球を与え、3つの塁すべてが埋まる…。鈴木に満塁アーチを浴びる致命傷を負った。

 金本監督も「言いようがないわ。ホームランを見ても分かるように(引き金となった)3人の走者が、全部、四球だから。球を出してドカーンという、典型的な一番悪いパターンです。四球は投手のミス。先頭の投手にストレートの四球。点が入らないほうが、おかしい」と苦言を呈した。幸先よく滑り出しただけに小野の乱調が「もったいない」黒星を招いてしまった。

 リクエスト初成功も報われない。1回、先頭上本が四球で出塁すると、俊介への2球目に二盗。糸井の先制打につながった。その糸井も盗塁を仕掛けた。左足から滑り込んで二塁ベースカバーに入った菊池がタッチ。アウトのジャッジが下されると金本監督がベンチを出てリプレー検証を要求した。リクエスト4度目で初めて判定を覆し、セーフになった。

 糸井は福留の右翼線適時二塁打で生還。ここまで20試合でチームわずか1盗塁だったが、この回だけで2盗塁を決め、勢いよく2点を奪った。金本監督が「上本なんか、よくいってくれたし。あそこで」と評価した。ようやく機動力を使えただけに悔しい1敗だ。昨年12試合で3勝8敗1分けと苦しんだマツダスタジアムでの今季初ゲームを落とし、再び借金1。ノルマの4月勝ち越しに広島戦2試合の連勝が必要になった。【酒井俊作】