清宮「何かがあるかも」敵失で激走三塁、V犠飛呼ぶ

日本ハム対西武 7回裏日本ハム無死、相手失策を誘う大飛球を放ち一気に三塁まで激走する清宮。左は緒方コーチ(撮影・中島郁夫)

<日本ハム1-0西武>◇16日◇東京ドーム

 日本ハム清宮が1-0勝利の起点となった。7回先頭。角度よくフライを打ち上げた。本塁打を期待する大歓声とともに中堅フェンス手前まで飛ばしたが「最後は力負けした」。スタンドには届かなかった。が、中堅秋山のグラブにも入らなかった。「何かがあるかもしれないと思って走っていました」と、敵失で三塁まで到達。直後に清宮の代走杉谷が西川の犠飛で決勝のホームを踏んだ。

 2試合連続安打はならなかったが、勝利に貢献する結果は残した。「自分の出塁から点につながった。ファイターズの一員として戦えているという感じがします」と、充実感も出てきた。1軍昇格後、スタメンで起用し続ける栗山監督も「何でもいいんだ、結果は。チームが勝つことに貢献することが大事」と、日々の前進を実感している。清宮も「ヒットは出なかったけど内容はよかった。次につながる」。明日18日からは本拠地・札幌ドームで楽天3連戦。手応えを得て、北海道へ戻る。