日本ハム方程式崩壊 申告敬遠も不発のサヨナラ負け

ロッテ対日本ハム 12回裏ロッテ1死一塁、日本ハム太田の悪送球を取れず、その場に座り込む中田(右)(撮影・佐藤翔太)

<ロッテ7-6日本ハム>◇24日◇ZOZOマリン

 日本ハムが今季3度目のサヨナラ負けを喫した。

 7回終了時で3点をリードしていた。8回から勝ちパターンの継投に入ったが、誤算が続いた。8回は石川直が藤岡裕にソロ本塁打を浴びた。9回はトンキンがドミンゲスに同点2ランを献上。延長戦へ持ち込まれた。

 延長11回、2イニング目となった内を攻めて、1死満塁からレアードが犠飛を放って1点勝ち越し。その裏、内と同様に2イニング目となった西村は2死に塁のピンチでドミンゲスに同点適時二塁打を浴びて、再び逃げ切れず。

 延長12回は玉井が登板。1死一塁の場面で中村を三ゴロ。三塁手のレアードが二塁へ転送して2死。送球を受けた二塁手の太田が一塁へ転送したが悪送球(記録は失策)で2死二塁とピンチが広がった。4番角中を申告敬遠で歩かせて2死一、二塁と塁を埋めたが、続く清田の打席で二塁走者の中村に三盗を決められ、最後は清田に左前へサヨナラ打を許した。

 栗山英樹監督(57)は「こういう日もある。みんな一生懸命やっている。最後まで選手は集中していた。勝たせてあげられなかったのは、こっちの責任」と、悔しさを押し殺して振り返った。