ソフトバンク12失点「ファンの方に申し訳ない」

ソフトバンク対西武 6回表西武2死一、三塁、秋山に逆転3点本塁打を浴びる嘉弥真(撮影・栗木一考)

<ソフトバンク5-12西武>◇24日◇ヤフオクドーム

 4点ビハインドで始まった9回表。なかなか止まらない失点に、工藤監督もベンチで苦笑いするしかなかった。ソフトバンクが今季ワーストタイの12失点で大敗。「ルーフオープンデー」で開いた屋根から吹き込む風が、冷たく体に突き刺さった。「今日は残念な試合になりました。ファンの方に申し訳ない」。工藤監督は力ない足取りで報道陣の前に現れ、声を絞り出すように話した。

 今季初めて4番に柳田を据え、序盤にリードを奪ったが、今季初めて3点差をひっくり返された。先発中田5回3失点。2点リードの6回から救援陣を送り込んだ。しかし2番手二保が2死一、三塁のピンチを招くと3番手嘉弥真が痛恨だった。秋山への初球が甘い変化球となり、右中間へ逆転の3ラン。これが決勝点となった。「バッターをなめているわけじゃないんだろうけど…。長打を防ぐ方法なりを考えないと。1年目の選手じゃなく、経験のある人間がああいうことをやると、士気も一気に下がっちゃう」と厳しい言葉で責めた。

 “士気が下がった”チームの失点は止まらず、7回にはここまで18試合連続無失点を続けていた加治屋がつかまり3失点。9回にも田中が3点を奪われた。ここ5度の対戦で6失点と抑え込んでいた首位西武の山賊打線を呼び起こし、ゲーム差も5・5差まで広げられた。今日25日からは交流戦前最後のカード楽天3連戦。指揮官は「ピッチャー全体の士気を上げてもらって、明日からまた頑張りましょう」と、奮起を促した。【山本大地】