阪神糸井が通算150号、難敵菅野撃ち「光栄です」

5回裏阪神1死、糸井は右翼越えソロ本塁打を放ちベンチのナインとタッチする(撮影・加藤哉)

<阪神1-0巨人>◇25日◇甲子園

 阪神糸井嘉男外野手がプロ167人目となる通算150号の本塁打を放った。

 4回まで巨人菅野に完璧に封じられ、無安打が続いていた中でのチーム1本目の安打。5回1死走者なし、内寄りに甘く入ったスライダーを右腕一本で押し込み、打球は浜風に向かってライトスタンドに吸い込まれた。

 球団広報を通じて「自分でもどうやって打てたのかわかりません」と驚いた。記念の150本目については「節目の本塁打を日本を代表する投手から打つことができて光栄です」。難敵菅野からの1発。虎の頼れる5番が偉業達成とともに甲子園に流れを呼び込んだ。