阪神中谷が先制1号2ラン、昇格後4連勝中の福の神

阪神対巨人 2回裏阪神無死二塁、中谷は左翼越え2点本塁打を放つ(撮影・加藤哉)

<阪神9-1巨人>◇27日◇甲子園

 待望の一発が飛び出した。阪神中谷将大外野手(25)が先制の1号2ランを放った。

 「打ったのはストレート。チャンスだったので、甘い球を逃さずに、しっかりスイングしようと心がけて打席に入りました。(先発の)才木が強気の投球をしているので、先制点を取ることができて、良かったです」

 超満員の甲子園で快音を響かせたのは、2回無死二塁。巨人野上の初球141キロ直球をとらえると、左翼スタンドまで一直線。弾丸ライナーで突き刺した。

 昨季はチームトップの20本塁打をマークしたが、今季はオープン戦で結果が残せず、開幕2軍スタート。鳴尾浜で悔しさをにじませてスイングを繰り返し、昇格を勝ちとった。

 26日の巨人戦(甲子園)では、4-4で迎えた9回2死一、二塁にプロ入り初のサヨナラ打。中谷が昇格してから、チームは4連勝。背番号60のバットが、虎を勢いに乗せている。