広島中村祐太3敗目「勝負どころの1球は実力不足」

広島対西武 広島先発中村祐太(撮影・上田博志)

<日本生命セ・パ交流戦:広島3-7西武>◇29日◇三次

 交流戦の開幕投手を任せられた広島中村祐太投手(22)だったが、5回6安打5失点で3敗目を喫した。

 1回に先制を許すと、味方が逆転して2点リードで迎えた4回に大量失点を許した。1死一、二塁から森の二塁ベース後方の飛球が、中堅野間と遊撃田中の間に落ちる安打となり満塁。続く金子侑には2-2と追い込みながら内角を狙った真っすぐがやや甘く入り、右翼線を破られた。「厳しく行こうとしたが、(ストライク)ゾーンに行ってしまい甘くなってしまった」。走者一掃の三塁打で逆転を許し、さらに5回には山川にソロを被弾。3試合続けて5回以下での降板となった。

 今季初登板から3連勝と好スタートを切りながら、その後3連敗。防御率は5・24にまで悪化した。「勝負どころでの1球は実力不足。もっと練習しないといけない」。次回登板では、結果とともに内容も問われる。