日本ハム杉谷が大田と交錯し顔面強打、両鼻から流血

巨人対日本ハム 2回裏巨人1死二、三塁、坂本勇の打球で大田(左)と杉谷が激突し落球する(撮影・黒川智章)

<日本生命セ・パ交流戦:巨人9-8日本ハム>◇30日◇東京ドーム

 日本ハム杉谷拳士内野手がアクシデントに見舞われた。

 2回1死二、三塁の場面。巨人坂本勇が前進守備の二塁手・杉谷と、ほぼ定位置の右翼手・大田の間へ落ちるフライを打ち上げた。

 杉谷は背走、大田は猛ダッシュで前進。大田が先に落下点に入り打球を捕球しかけたが、間一髪で間に合わなかった杉谷と交錯して落球。勢い余った杉谷は、転倒した際に顔面をグラウンドに打ちつけた。

 杉谷は両鼻から流血。しばらく立ち上がれなかった。担架もグラウンド内に運ばれたが、自ら歩いて三塁側ベンチへ戻って治療。両鼻に詰め物をした状態で走ってグラウンドへ戻ると、球場全体から拍手が送られた。