ソフトバンク8回窮地で球が動く加治屋がリード守る

阪神対ソフトバンク 8回裏阪神2死満塁、工藤公康監督は中田賢一の交代を告げる(撮影・宮崎幸一)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-5ソフトバンク>◇31日◇甲子園

 ソフトバンクが8回2死満塁で福留、糸井と左の強打者を迎える場面で、左腕モイネロではなく右腕の加治屋を送り込んだ。加治屋は福留に左前打され、1点を失ったが、続く糸井を三ゴロに抑え、リードを守った。

 工藤監督は加治屋の起用について「加治屋君はボールが動くので、打たれてもヒットと思っていた。モイネロと嘉弥真君は今日は使わないと思っていた」と説明。倉野投手統括コーチも「戦略的なところです。加治屋の方が抑える確率が高いという判断」と話した。