角中復活で打線つながり復帰後9勝8敗/ロッテ担当

5月11日、西武-ロッテ戦の2回、犠飛を放つ角中

<混パ担当記者が分析>

 パ・リーグの6月から目が離せない。4月に強烈な開幕ダッシュを決めた西武が5月に入り失速。Bクラスのオリックス、ロッテが健闘し、首位から5位までのゲーム差が近年になく圧縮されている。5月に何が起こり、6月をどう戦うのか。担当記者が分析した。

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 ロッテが食らい付いている最大の要因は、角中の復活といっていい。5月は10勝14敗と負け越しているが、角中の復帰前が1勝6敗。11日の復帰後は9勝8敗。井口監督が「カクが戻って打線がつながった」と言うように、4番の復帰前後で大きく流れが変わった。

 開幕前から4番は角中と決めていた。走塁強化を進めるチーム方針に沿い「1番から4番まで走れる打者を並べる」狙いだった。実際、3番中村は13日まで18試合連続安打をマークするなど、打率も盗塁数も安定してチームトップ。得点圏で首位打者2度の角中に回せば得点力が上がる。

 開幕当日の胸椎骨折判明は誤算だったが、井口監督は守備が万全でなくても迷わず1軍に上げ、DHで起用した。そして17日、通算2000安打のかかる福浦を抹消。出場機会の増えたドミンゲスが当たり始め、6試合で5本塁打を量産したのもこの直後。決断、起用のタイミングがかみ合った。助っ人でいえばボルシンガーが5月4戦4勝と安定したことも大きい。

 本拠地で6年ぶりにソフトバンクに3連勝するなど、角中復帰後はAクラス3チームすべてに勝ち越している。上位をたたくから、離されない。【鎌田良美】