中日R・マルティネス2軍降格も 走塁ミス監督激怒

中日対ロッテ 5回裏中日2死、R・マルティネスは左前打を放ち二塁を狙うもタッチアウト。野手中村(撮影・前岡正明)

<日本生命セ・パ交流戦:中日1-4ロッテ>◇5日◇ナゴヤドーム

 中日は試合前の時点で5位ながら、2位から最下位までわずか2ゲーム差。初のAクラス3位も見えていた。しかし、行き着いた場所は、4月29日以来の最下位だった。

 先発R・マルティネスは、5回1失点と試合を作っていた。しかしその裏の打席で失態…。2死走者なしから、左翼フェンス直撃のプロ初安打を放ったが、走塁ミスで二塁で憤死した。「あんなことした後じゃ使えん」と森監督は激怒。6回のマウンドには又吉を送ったが、その又吉が7回に決勝2ランを浴びた。「1点取ってくれればの展開だったが、それがうまくいかない。相手の本塁打で決まったな」と、指揮官はため息をついた。最下位には「そういうこともあるだろう」と吐き捨てた。次週は敵地でDH制。DH要員のモヤ昇格は決定済みだ。R・マルティネスの2軍降格を早め、打線強化で最下位脱出へかじを取る可能性も出てきた。【伊東大介】