侍稲葉監督、エース候補の菅野vs菊池雄星に注目

試合前練習で西武辻監督(右)と談笑する侍ジャパン稲葉監督(左から2人目)。右から2人目は巨人鹿取GM(撮影・鈴木みどり)

<日本生命セ・パ交流戦:巨人4-5西武>◇8日◇東京ドーム

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が、巨人菅野-西武菊池の投げ合いとなった一戦を視察した。試合前には「両投手ともいいピッチャー。点を取られたくない意識がある中で、どういうピッチングするか見てみたい」と期待した。

 巨人坂本には、米国投手特有の動くボール対策を“取材”。「軸足に残しながら前で打つ。そういう難しいことを言ってました。新しいこと言ってくれたのでなるほどなと思った」と言い、4番岡本については「長打が打てる。長打力というのは魅力ですし、成長を続けて欲しい。これから壁にぶち当たるんでしょうけど、これからの選手という魅力を感じる」と好印象を抱いている。

 西武勢の動きもチェックし、4番山川には日本代表への思いを確認した。「入れていただければ光栄ですと。当然シーズンが一番大事ですけど、ジャパンに入りたい気持ちが分かっただけでもうれしい」と言った。