巨人野上2軍戦6回3失点「変化球の精度高めたい」

イースタン・リーグのヤクルト戦に先発した巨人野上(撮影・桑原幹久)

<イースタン・リーグ:ヤクルト3-12巨人(9回表1死降雨コールド)>◇12日◇戸田

 巨人野上亮磨投手(30)が、5月27日阪神戦以来の実戦登板で6回5安打3失点と試合を作った。

 初回、1死から比屋根に中前打を許すが、捕手の田中貴が二盗を阻止。武内も打ち取り、3人で立ち上がった。

 1点を先制した直後の2回、2死から宮本にソロを打たれ、同点とされる。さらに1点を勝ち越した後の4回には村上に2ランを浴び、逆転を許した。

 それでも5、6回はテンポよくともに3者凡退。捕手の田中貴が二盗を4度阻止。好守にも助けられた。

 西武からFA加入1年目の今季は開幕ローテ入りし、9試合に登板。4勝4敗、防御率5・07と安定感を欠き、5月30日に登録を抹消されていた。久々のマウンドを終え「楽しかった。チェンジアップ、フォークは良くなかったけど、スライダー、カーブの感覚がよく、ストライクもとれた。点を取ってもらった後の失点は反省したい。体は問題ないので、真っすぐを生かせるように変化球の精度を高めたい」と振り返った。