ヤクルト石川交流23勝「中村退場で負けられない」

西武対ヤクルト 力投するヤクルト先発の石川(撮影・浅見桂子)

<日本生命セ・パ交流戦:西武1-3ヤクルト>◇12日◇大宮

 ヤクルト石川雅規投手(38)が今季4勝目を挙げ、交流戦での通算勝利数を23勝に伸ばし、歴代4位タイに立った。

 4回に、捕手中村が頭部危険球で負傷交代するアクシデントがあったが、マウンドでは動じなかった。4回裏は、西武の誇る山賊打線のクリーンアップを3者凡退に仕留めた。キレのあるスライダー、シンカーを中心に多彩な変化球で的を絞らせず、6回0/3を3安打1失点に抑えた。

 チームも3連勝で、交流戦10勝一番乗り。「中村がいいリードをしてくれていた。退場になって、逆に気持ちが入った。絶対に負けられないという気持ちで、マウンドに立っていました」と振り返った。