阪神金本監督、惜敗も「殻を破りつつあるのかな」

日本ハムに敗れバスへ引き揚げる金本監督(撮影・加藤哉)

<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム8-7阪神>◇13日◇札幌ドーム

 阪神は3点を追う9回2死走者なしから1点差まで追い上げたが、1歩及ばなかった。

 中谷、鳥谷の連打で一、二塁の好機を築く。代打伊藤隼が引っ張って大飛球を放つと、右翼大田が捕れず白球は転々…。2者が生還する適時三塁打をマークした。ワンヒットで同点の局面だったが、原口が空振り三振に倒れ、連勝はならず。

 それでも、打線は今季最多16安打をマークするなど、2戦連続2ケタ安打で上向きだ。惜敗したが、野球でもっとも面白いとされるスコアの8-7を演出。

 金本知憲監督も「打線はやっと昨日、今日とね。今日もいい投手(が相手)だったし。殻を破りつつあるのかなと思っています。今日はタイムリーが出たというのが1番。バランスよくタイムリーが出たからね。前向きにとらえたいし、チームとして自信を持ってほしい」と上がり目を期待した。