東北福祉大がプロ出身監督対決制し14年ぶり決勝へ

東北福祉大対慶大 6回表東北福祉大2死一、三塁、3点本塁打を放った吉田はスタンドに向かって両手でガッツポーズする(撮影・垰建太)

<全日本大学野球選手権:東北福祉大7-3慶大>◇16日◇準決勝◇神宮

 東北福祉大(仙台6大学)が慶大(東京6大学)を破り14年ぶりの決勝進出を決めた。

 3回表に本塁打で1点を先制したがその裏手痛い失策で3点を失い逆転を許した。それでも4回にソロ本塁打で1点差に迫ると6回に吉田隼外野手(4年=国士舘)の3ランなどで5点を奪い逆転した。守っても4投手のリレーで4回以降を無失点に抑えて逃げ切った。

 元西武の大塚光二監督(50)は慶大・大久保秀昭監督(48=元近鉄)のプロ出身指揮官対決を制した。

 「まったく意識はありませんでした。大久保監督は監督経験豊富。こちらは3年目ですから」と話していた。