「今年の岩貞は粘れる」阪神香田コーチ力投左腕称賛

8回裏、降板しベンチで向かう岩貞(撮影・加藤哉)

<日本生命セ・パ交流戦:楽天1-2阪神>◇16日◇甲子園

 阪神岩貞祐太投手が7回1/3を6安打1失点と好投し、勝利に貢献した。

 白星はつかなかったものの、球界を代表する投手の則本に対して1歩も引かず、両者譲らず7回まで無得点の試合を演じた。8回に嶋に左翼線への二塁打、藤田に右前打を許し、一、三塁のピンチを招いたところで降板した。「イニング途中で代わってしまったところは情けないです。また反省してやっていきたい」と振り返った。

 香田投手コーチは「相手が則本投手だったので、なんとかしてやろうという気持ちがマウンド上で出ていた」と評価。惜しくも今季4勝目を逃したが、交流戦の防御率は1・21。安定感のある投球を続けており、「今年の岩貞は粘れる。そういう投球をみせてくれています」とたたえた。