中日松坂が開始直前先発回避 背中のけいれん原因 

西武対中日 試合開始前、中日先発松坂の緊急登板回避が発表され、深々と頭を下げるドアラ(撮影・浅見桂子)

<日本生命セ・パ交流戦:西武3-11中日>◇17日◇メットライフドーム

 中日松坂大輔投手(37)が試合開始直前に先発を緊急回避した。

 通常通りにウオーミングアップを行い、キャッチボールをへて、ブルペンに入ったが、体を気にするような仕草を繰り返した。投手コーチや球団関係者がベンチと連絡をとり、回避が決まった。厳しい表情で朝倉投手コーチとともにベンチに下がった。

 球団によると、試合前の投球練習中に背中のけいれんを起こし、投げられる状態ではなくなったという。審判団と対戦相手の西武の了承を得た上で、先発を取りやめた。

 場内で「先発ピッチャーの変更をお知らせします。松坂に代わりまして、藤嶋」とアナウンスされると、古巣西武のファンからも「ええ~」と大きなため息が漏れた。

 試合は、松坂に代わって、プロ初先発となる藤嶋が緊急登板した。