栗山監督、交流戦前後で順位変動なし「勝負できる」

広島対日本ハム 5回表日本ハム無死、栗山監督(右)は右越え本塁打を放った上原を迎える(撮影・宮崎幸一)

<日本生命セ・パ交流戦:広島2-6日本ハム>◇18日◇マツダスタジアム

 日本ハムが2年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。

 今季2度目の先発となった上原が投げては5回1失点、打っては5回にプロ1号となるソロ本塁打と二刀流の活躍。打線も1回に大田の12号2ラン、9回には鶴岡が5年ぶりのチーム復帰後初本塁打となる1号2ランを放つなど、投打で広島を圧倒した。

 栗山英樹監督(57)は「本当に、もっと取れるゲームもあった。最低限、チームが(パ・リーグ内の順位で)落ちていくことだけは避けたかった。それだけはなかったことが、良かった」と、10勝8敗の5位タイで終わった今季の交流戦を振り返った。

 交流戦前から貯金を2つ増やし、2位を維持して首位西武との1ゲーム差も変わらなかった。「勝負できる位置にいる」と、2年ぶりのリーグ制覇へ向けて気を引き締めて22日からのリーグ戦再開に臨む。