日本ハム清宮にヤンキース・ジャッジ流育成プラン

3日のイースタン・リーグ、ロッテ戦の8回に逆転の2点本塁打を放つ日本ハム清宮

 日本ハム栗山監督が5日、清宮の育成プランに言及した。西武戦の中止が決まった函館で「1軍で、ずっと試合に出続けるところまでは、やるべきことがある。(1軍昇格の時期は)必ず来る。だけど、それがいつかは分からない。来年、再来年になるかもしれない」と今後も2軍で実戦経験を積ませる方針を示した。

 参考の1つとしているのがヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジの歩んできた道だ。昨季のメジャー新人王は2年間、マイナーで研さんを積み、16年8月にメジャーデビュー。昨季は開幕から外野のレギュラーを任され、52本のアーチを放って本塁打王にも輝いた。「ジャッジみたいに明らかに能力がある選手を、どう育てるか。必要なことを(2軍で)ガバッとやっておいて、ドンとチームの中心に置く」。日米の若きスラッガーを重ね合わせた。