歩め、山川ロード! 阪神陽川尚将内野手(26)が4番で継続起用される可能性が浮上した。雨天中止となった5日は室内練習場でフリー打撃などで汗を流した。ロサリオの不振や糸井の故障離脱で巡ってきた4番の座。初起用から3戦で12打数4安打3打点、打率3割3分3厘と重圧に負けていない。「打順が4番目なだけ。4番とは思っていない。自分に求められていることをしっかりやるだけ」。
本人は冷静だが、首脳陣の評価は急上昇だ。金本監督は今後の4番固定をほのめかした。「陽川さまさまですよ。今、一番期待できるんだから。全然そのままいってもいいと思うしね。帰ってきても、(糸井)嘉男3番、(福留)孝介5番でもいいと思う」。糸井の復帰後も4番陽川というプランが頭にあった。
プロ5年目で飛躍のチャンスを得た。重ねたいのは、同学年の西武山川が歩んだ道のりだ。昨年7月から先発で起用されると、一気にブレーク。シーズン終盤には4番に座り、今年は開幕から山賊打線の中心的存在になった。陽川は山川の名に少なからず反応した。「最終的にはそうなればいいが、まず1戦1戦、結果を求めてやっていくだけ。調子が悪くなる時期が大事になってくる」。長い2軍生活でプロの厳しさを知る。目の前の試合で全力を尽くし、山あり谷ありの長いシーズンを乗り越える考えだ。打線爆発に欠かせない存在になった。【田口真一郎】