ソフトバンク無念の祭典 首脳陣、石川再生を議論

1回表、西川(後方)に先制の2点本塁打を浴び、打球を見つめる石川(撮影・河野匠)

<ソフトバンク1-10日本ハム>◇9日◇東京ドーム

 ソフトバンクが日本ハムに1-10と完敗し、毎年夏の恒例イベント「鷹の祭典」は黒星スタートとなった。今年は白地に「もう1頂! ゴールデンストライプ2018」と名付けた金のストライプのユニホームを着用。東京ドームのスタンドも同じユニホームで埋まった。工藤監督は勝ち頭7勝の石川を“開幕投手”としてマウンドに送ったが、5回持たず9安打5失点。初回、西川に先制6号2ランを浴びた。

 2回以降も毎回走者を出し、5回にレアードに16号2ランを許したところでKOされた。石川は「いろいろやることをやって臨んだ登板だった。その中でこういう結果になった。申し訳ない。今までと違うのは球がいっていない。ただ勝てないだけでなく試合を壊してしまう」と肩を落とした。5試合勝ち星がなく3連敗。左足を早く上げるフォームを試したが、実らなかった。

 工藤監督は試合後、倉野投手統括コーチとベンチ裏で石川再生について議論。出てきたのは40分後だった。「(石川は)ちょっと悩んでいる。必要な選手。チームの中心でやってもらわないと」と話した。首位西武とは6ゲーム差。負ければBクラスで折り返す危険性もある今日10日の前半戦最終戦は武田に託す。【石橋隆雄】