辻監督、十亀の天敵松田弾を指摘「踏み込まれた」

6回、十亀剣に交代を出す辻発彦監督(撮影・栗木一考)

<ソフトバンク6-1西武>◇17日◇ヤフオクドーム

 西武先発の十亀剣投手(30)は、5回1/3、7安打5失点で7敗目を喫した。

 初回に3安打で3点を失った。打ち取った当たりが野手の間に落ちるなど、不運もあったが、いきなりリードを許した。「球は悪くなかったと思いますが…。こういう展開にして、先発の役割を果たせませんでした。野手、中継ぎに迷惑をかけました」と話した。

 2回から5回までは0に抑えたが、1-3の6回、先頭の松田にソロを打たれた。さらにもう1点を失い、降板した。

 松田には、初回、3回は四球を与えていた。今季だけで既に4本塁打を打たれ、被打率は4割1分7厘。「四球は、逃げての四球ではない。甘くいったら、やられる。ただ、四球自体は反省しないといけません。ホームランは球が高かったです。先頭で四球はダメ。でも、打たれた1球を反省しないといけない」と話した。

 辻監督は「1-3で勝負になると思ったが。松田のホームランが痛かった。あれだけ踏み込まれると。インコースに投げないから、踏み込まれた」と指摘した。