連投任せろ! 広島中崎翔太投手(25)が23日、移動前にマツダスタジアムを訪れ、今日からの阪神3連戦(甲子園)に備えて調整した。チームトップの登板数を記録する守護神が一気に頂点に突き進むため、男気(おとこぎ)連投を覚悟。早ければ27日にも3連覇への優勝マジックが点灯するチームを全力でサポートしていく。
3連投の疲れを癒やすとともに、6連戦に向けて、中崎は心身ともにリセットした。シーズン通して続ける無休調整は夏場になっても変わらない。2位巨人に8ゲーム差に広げてなお、高い集中力を研ぎ澄ます。
「うまく波に乗れていると思います。ただ、投手陣にも無駄な失点もあったので、そこをしっかりやっていければもっと勢いがつく。1日空いて仕切り直しになりますが、明日の試合(24日阪神戦)は、本当に大事になると思います」
ペナントレースの行方を占う上で、1つのヤマ場だった22日までの巨人3連戦を3連勝で終えた。2位以下を大きく引き離し、首位固めに成功した。ただ、投手陣は不安定なままで巨人3連戦は計20失点。チーム防御率は4・03と苦しい。
開幕時の勝利の方程式も、今村に続き、ジャクソンが不調で離脱した。中崎にかかる負担は増し、後半戦6試合で5試合登板。登板38試合はすでにチームトップ。チーム方針は今季最長(休養日挟まず)3連投までだが、守護神は男気を見せる。「僕は何試合でも連投できます。今はジェイ(ジャクソン)も(今村)猛さんもいない状況ですけど、今が踏ん張りどころかなと思います」。いい流れを引き離さず、一気に頂点に立つためにもムチを入れるときと覚悟する。
疲労が蓄積される夏場だが、今日から7週連続で6連戦が続く。屋内球場での試合はわずかに3カードしかない。それでも「投手よりも野手の方がしんどい。(連戦が続いても)やることも、意識も変わらない」とサラリ。畝投手コーチも「本当に頼もしい」と絶大な信頼を置く。早ければ27日にも優勝マジックが点灯するが「何も意識することはない」と冷静に目の前を捉える守護神が、敵地甲子園の最終マウンドに仁王立ちする。【前原淳】