森監督「負けは負け」苦手山口俊に屈辱ノーノ―献上

巨人対中日 8回裏巨人1死一、二塁、岡本(手前)に3点本塁打を浴び、ベンチで険しい表情の森監督(撮影・河野匠)

<巨人5-0中日>◇27日◇東京ドーム

 最下位に沈む中日がノーヒットノーランの屈辱を味わった。

 巨人山口俊に対し、出した走者は四球の1人だけ。主軸のアルモンテを故障で欠いた打線は、最後まで意地を見せることなく終わった。

 無安打無得点を許したのは、球団では99年の広島佐々岡以来だ。「相手をほめるしかないか」と問われ、森監督は苦笑まじりに答えた。「俺に言わせんなよ。ほめて、どうするんだ? 1本出ても出なくても、負けは負け。当然、うちにぶつけてくるだろう。何か考えないといけない」。山口俊には今季4試合で3勝を献上。8月以降の再戦に向け、頭を悩ませた。チームは3連敗で、借金は「12」に膨らんだ。