中日ロドリゲス「1人に集中」来日初登板で3凡斬り

巨人対中日 7回からマウンドに上がった中日ロドリゲス(撮影・ たえ 見朱実)

<巨人2-9中日>◇29日◇東京ドーム

 中日の新外国人ジョエリー・ロドリゲス投手(26=オリオールズ3A)が来日から1週間で1軍デビューを果たした。7点リードの7回に登板。最初の打者は、同郷ドミニカ共和国出身のマルティネスだった。「日本に来て、初登板。相手はドミニカ人…」と苦笑したが、キレ味鋭いスライダーで三振を奪った。左腕から繰り出す直球は最速148キロを計測。3者凡退で上々の来日初登板となった。「1人に集中して、カウントを悪くしないことを心がけた」。

 22日に来日し、まだ時差ぼけがある。それでも「ハンパない」「カワイイ」といった日本語を覚えた。「選手が話した言葉をグーグルで調べているんだ」と新しい環境に順応しようとしている。中日のリリーフ陣は安定感を欠き、試合終盤の戦いで苦戦を強いられている。ロドリゲスが力を発揮すれば、頼もしい存在になる。