阪神粘勝で広島M点灯阻止、金本監督「よく打って」

8回表阪神無死、糸井は右越え勝ち越し本塁打を放つ(撮影・宮崎幸一)

<巨人2-3阪神>◇9日◇東京ドーム

 阪神が粘りの逆転勝ちで首位広島のマジック点灯を阻止した。1回に2点を失ったが、3回に福留の中犠飛で1点をかえすと、7回にナバーロが右翼へ同点本塁打をマーク。8回には糸井が特大の決勝アーチを右翼にたたき込んだ。

 巨人戦勝ち越しを決め、金本知憲監督も「本塁打での同点、逆転というね。よく打ってくれました。(ナバーロのアーチに)あれで行けるかなというのは、正直、感じました。糸井と同じく、いいところで打ってくれました」と振り返った。

 阪神が東京ドームから引き揚げた後、首位広島が中日にサヨナラ勝ち。この日、広島が勝って阪神が敗れていれば優勝マジック36が点灯していたが、粘勝で阻んだ。