巨人アダメスが大誤算、今季7度目サヨナラ負け

ヤクルト対巨人 9回裏ヤクルト1死満塁、川端に右越えのサヨナラ2点適時二塁打を許しベンチへ引き揚げるアダメス(撮影・小沢裕)

<ヤクルト6-5巨人>◇14日◇神宮

 巨人が今季7度目のサヨナラ負けを喫した。

 8回に4点差をひっくり返し、1点リードの9回に登板したサムエル・アダメス投手(23)が誤算だった。先頭の青木に右前打を浴びると、続く山田にも左前打。代打三輪に犠打を決められて、1死二、三塁。打者雄平を申告敬遠として、満塁策を取った。

 しかし、勝負の打者となった川端に2球続けてボール。捕手小林と三塁手マギーがマウンドに向かい、間を取ったが、カウント2ー0からの3球目。149キロ直球を捉えられ、前進守備を敷いていた右翼手長野の頭上を越えるサヨナラ2点適時打を浴びた。「満塁はゲッツーを取らせるための作戦。定位置なら捕れた打球だった。そういう場面にしたくなかった」と悔やんだ。

 これでサヨナラ負けは3日の中日戦以来7度目となった。