西武辻監督4失点の高橋光成に「先発として難しい」

西武対オリックス 8回裏、厳しい表情を見せる辻監督(後方)。手前は森(撮影・狩俣裕三)

<西武3-4オリックス>◇15日◇メットライフドーム

 西武の追い上げも届かなかった。先発の高橋光成投手が、3回までに2本の2ランを浴び4失点。4回以降は守備にも助けられて踏ん張り、打線も外崎の16号、山川の33号、中村の19号とソロ3発で迫ったが、あと1歩及ばなかった。

 辻発彦監督は、初回に高橋光が許した先制2ランの場面を指摘。オリックス中島に初球の甘く入った直球を捉えられ「用心が足りない。立ち上がりが不安なのは分かるが、昨日から(オリックス打線が)初球から振ってくるのが分かってる中で不用意すぎる」と険しい表情だった。

 前夜は先発多和田が1回に6失点も、打線が奮起しサヨナラ勝ちを収めた。しかし連日、序盤から劣勢を強いられる展開。指揮官は「そう毎回はひっくり返せない。(高橋光は)リズムができてから頑張りますでは、先発として難しい」と苦言を呈した。