巨人5カード連続初戦黒星 失点つながった守備乱れ

巨人対中日 巨人岡本は懸命に捕球するも山本の送球が高くセーフとなる(撮影・小沢裕)

<巨人1-6中日>◇17日◇東京ドーム

 巨人が守備の乱れを突かれて、5カード連続で初戦黒星を喫した。4回1死一、二塁で中日高橋の一塁線の打球を岡本が手痛い適時失策。先制点を献上した。2点を追う8回には、山本が平凡な遊ゴロで一塁へ悪送球して走者を出し、失点につながった。井端内野守備走塁コーチは岡本のミスについて「(アウトを)2つ取りにいく時の典型的なミス。先に目を切ってしまった」。山本については「足を使わないから乱れる。足が動かないと内野手は致命傷」と指摘した。

 若手のミスを今後の糧にしなければいけない。坂本勇、吉川尚が負傷で離脱中。代役として遊撃を守る山本は15試合に出場し4失策。110試合で5失策の岡本も「併殺を取ろうと急ぎ、先に顔が上がってしまった」と反省した。4安打の打線も奮起が必要だが、守備の安定がなければ勝機も見えてこない。