中日6度目サヨナラ負け「ノーコメント」CS遠のく

巨人対中日 9回裏巨人1死一、二塁、陽岱鋼に右適時二塁打を許し、がっくりとマウンドを降りる岩瀬(撮影・浅見桂子)

<巨人6-5中日>◇19日◇東京ドーム

 9回表までの4点リードを守りきれなかった。アウト3つが取れず、中日が今季6度目のサヨナラ負けを喫した。

 9回のマウンドを託したのはプロ通算990試合登板のベテラン岩瀬。しかし、低めに攻めた球がボールと判定され、熟練の技が狂った。先頭阿部に死球を与え、1死は取った。しかし、山本に四球、代打陽岱鋼に右前適時打を許し降板。1死二、三塁からバトンを受けたR・マルチネスが4連打を浴びてゲームセット。7回1失点と先発した2年目藤嶋の力投に白星をつけられなかった。「ノーコメント。いろいろあるでしょ。(リリーフが苦しいのは)向こうもこっちもいっしょ」と森監督。今季29度目の逆転負けでCS進出が遠のいた。