山田哲人の盗塁お預け 故意なくても不成立のワケ

ヤクルト対DeNA 5回裏ヤクルト1死一塁、二盗を決めたかにみえた山田哲(左)だが、打者バレンティンの守備妨害により、一塁へ戻される(撮影・狩俣裕三)

<ヤクルト7-3DeNA>◇26日◇神宮

3度目のトリプルスリーがかかるヤクルト山田哲人内野手は30盗塁がお預けとなった。

5回1死から四球で出塁し、カウント2-2からスタート。バレンティンの三振の間に二塁に滑り込んでセーフかと思われたが、球審に一塁に戻された。空振りしたバレンティンのバットが捕手に接触。故意ではないため、その時点でボールデッドと判定された。

◆公認野球規則【6・03 a 3・4原注】の抜粋 打者が空振りし、スイングの余勢で、その所持するバットが、捕手または投球に当たり、審判員が故意でないと判断した場合は、打者の妨害とはしないが、ボールデッドとして走者の進塁を許さない。打者については、第1ストライク、第2ストライクにあたるときは、ただストライクを宣告し、第3ストライクにあたるときに打者をアウトにする。(2ストライク後の“ファウルチップ”も含む)