阪神岩貞「あそこを粘りたかった」スミ1を悔やむ

ヤクルト戦に先発した岩貞(撮影・前田充)

<阪神0-1ヤクルト>◇28日◇甲子園

「スミ1」で敗れた阪神岩貞祐太投手(26)にとっては、悔やみきれない1球になった。

初回1死一塁で山田哲に対し、1ストライクからの2球目を左中間にはじき返され、1点を失った。内角いっぱいを狙って投げた直球が、真ん中高めの絶好球になった。「負けて悔しいです。あそこを粘りたかった」。

2回以降は、自らの失策で招いたピンチをしのぐなど、小川と投手戦を演じて、7回1失点。ただ、味方の援護に恵まれず、7敗目(5勝)を喫した。

5連続で週の頭を任されてきた左腕。夏の長期ロードを終え、1カ月ぶりに戻ってきた甲子園で、勝利を呼び込めなかった。