阪神メッセンジャー「あそこ以外は」魔の2回悔やむ

2回表ヤクルト2死一、二塁、メッセンジャーは青木に左翼前適時打を打たれ失点する(撮影・加藤哉)

<阪神2-4ヤクルト>◇29日◇甲子園

阪神ランディ・メッセンジャー投手(37)は2つの記録を勝利で飾れなかった。

3回2死を奪った時点で8年連続シーズン規定投球回(143回)に到達した。外国人投手では郭泰源(西武)に並ぶ史上最多。現在続いている記録としても最長だ。さらに6回を投げ終えた時点で通算1500投球回にも到達した。6回表終了時に花束を受け取ったが、笑顔はなかった。

「あそこ以外はだいたいよかったとは思うんだけど…」と振り返ったのが2回だった。2死走者なしから西浦に2ストライクからの3球目を二塁打され、中村に手痛い3ラン。投手古野に四球を与えるなどして、さらにもう1点追加され、計4点を先制された。

3回以降は持ち直して6回4失点にまとめたが、打線がビハインドをはね返せずに7敗目(11勝)。日米通算100勝に王手をかけてから3度目の足踏みとなった。