ドラ1候補東洋大・梅津5回0封も投球リズムを反省

5回表立正大の攻撃を抑えガッツポーズでベンチに引き揚げる東洋大・梅津(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:東洋大3-2立正大>◇第1週第2日◇5日◇神宮

ドラフト1位候補の東洋大・梅津晃大投手(4年=仙台育英)が5回無失点で試合を作り、勝ち点1に貢献した。

最速150キロの直球にスライダー、フォークを駆使し5回3安打無失点にまとめた。リーグ戦の登板は4月10日以来、公式戦は6月の全日本大学選手権以来。足の故障が尾を引き、春は本調子ではなかった。

チームは9回サヨナラ勝ちし「今日はいいところがなかった。点数を取ってもらえない、守備の時間を長くするような投球をしてしまったので。負けなくて良かったという気持ちです」と控えめだった。

杉本泰彦監督は「梅津は落ち着いて力感なく投げられていた。あれが彼のポテンシャルの高さ。(春2連敗の)立正さんに対するイメージがあまり良くなかったようだが、これで少しは払拭(ふっしょく)できたと思います」と話した。