中日松坂が聖地甲子園で村田、後藤、杉内に贈る1勝

甲子園で勝利した松坂大輔はファンの歓声に手を振って応える(撮影・上田博志)

<阪神2-6中日>◇13日◇甲子園

中日松坂大輔投手が38回目の誕生日に、思い出の甲子園で今季6勝目、日米通算170勝目を挙げた。

阪神相手に5回95球5安打1失点の投球内容。ヒーローインタビューで松坂は「村田、後藤、杉内君が引退して、彼らの気持ちを込めるというか…僕はもう少し投げるという決意表明のような日にしたかった」と話した。

98年の夏の甲子園では決勝でのノーヒットノーランなど数々の伝説を作った聖地甲子園が力をくれた。4点リードの4回に1点を失い、5回も2死から連打で二、三塁とされた。流れを失いかねないピンチの場面で大山に対し外のスライダーで空振り三振。雄たけびを上げガッツポーズを見せた。レジェンドは「甲子園という球場が力をくれたのかな」と振り返った。