ラミレス監督、最下位V消滅もプランB「2位狙い」

広島対DeNA 2回裏広島1死一、二塁、ラミレス監督は野村のバントしたボールが本塁で跳ね返り2度バットに当たったと白井球審に抗議する(撮影・加藤哉)

<広島4-0DeNA>◇13日◇マツダスタジアム

DeNAが最下位に転落した。連打がなく単発6安打は得点には結びつかず、無得点に抑えられた。この負けで20年ぶりのリーグ優勝も完全消滅。ラミレス監督は「(昨季まで)2年連続優勝逃してAクラス。去年は日本シリーズまでいった。プランBで2位を狙いにいくだけだ」と、ひたすら前を向いた。

勝敗の分かれ目は1点を追う3回の攻撃だった。先頭の9番柴田が左前打で出塁。次打者の大和にランエンドヒットのサインを出した。カウント1-1から柴田がスタートしたが、大和が低めの球を見逃して、盗塁死した。ラミレス監督は「ノーアウト一、三塁をつくることができれば、流れがくると思った。ランエンドヒットが決まっていれば、こちらに流れがきたと思う」。犠打による1死二塁ではない積極策を選択したが、裏目に出た。

今日から本拠4連戦。「連戦の前に、目の前のこと。今日のことを1日1日やっていく」と、リセットしてホームに戻る。【栗田成芳】